【科学に基づく】来年の受験生が春から意識するべきこと
来年受験生の方へ、今こんなことを考えていませんか。
- 「まだ受験勉強は早いよ」
- 「部活もあるし」
- 「本格化は夏からでいい」
皆さんこんにちは。当記事では、「来年の受験生が春から始めるべき勉強法」についてまとめていきます。
- 「思いだす」行為が最重要
- 基礎が最重要
- 間隔を意識する
- 「今日から」動き出す
筆者自身は中二で不登校になりました。
その後不登校を克服したのち、高専に合格することができました。
その中でも、今回の記事の中で使用したメソッドを使用しました。
「これは聞いたことあるよ」「そんなの常識でしょ」と思われるものもあります。
けれども、この記事では科学的根拠をもって皆さんにご紹介します。 それでは本編へ。なお、この記事を制作するのにあたり、こちらの動画を参考にさせていただきました↓
これは登録者650万人超えのインフルエンサー、ケンブリッジ大卒、元医師のアリ・アブダールの動画です。
「試験に向けた勉強法」についてまとめられています。元動画もぜひご覧ください。
まだ受験に本気になれていないあなたへ
勝負はもう始まっている

早速ですが、ものすごく重要で普遍的な事実をご紹介します。
受験戦争は、「早くしたもの勝ち」
は?と思われるかもしれません。けれども、事実です。
そして、休戦時間はありません。だから、遅れたら遅れた分だけおいていかれます。
例えば、受験の激しい韓国で、ソウル大学(韓国の東大)の医学部や法学部に同時に合格した経験のあるパク・ソンヒョクは彼の本の中で、こんなことを記しています。
受験生からよく来る質問、それは
もう遅いですか。
韓国だけでなく、日本でも高学歴の人に対してこのような質問をしている受験生は多いでしょう。
このような質問に対して、ソンヒョクはこのように返すといいます。
敢えて言います。手遅れです。
続けて、こう記しています。
当たり前でしょう。
既に行動している人はその分先にいます。
彼らも同じ目標に向かって走っているんです。
追いつけるわけがありません。
厳しい言葉です。むしろ、受験生のやる気を落とすような考えともとれます。
けれども、これが現実です。 でも安心してください。
あなたがいつこの記事を読んでいるかはわかりませんが、春のタイミングで読めているのであれば全然余裕です。
これから記すメソッドを取り入れてみてください。
「読む/マークするだけ」の受験勉強は伸びない
再読は「理解した気」になるだけ

まず最初に、多くの方が陥ってしまう罠があります。
- 教科書の再読
- ノートまとめ
- マーカーを引く
成績が伸び悩んでいたころ、私もこれらの勉強法をしてしまっていた時期がありました。
しかしながら、研究ではこれらは学習効果が低い方法とされている。
心理学者 Henry L. Roediger III らの研究では、
- テキストを繰り返し読むグループ
- テスト形式で思い出す練習をするグループ
⇒思い出す練習をしたグループの方が大幅に成績が高かった。
思い出す練習をしたグループの方が大幅に成績が高かった。
これを「テスト効果(testing effect)」といいます。
行為が目的になってしまう

それに、この「マーカーを引く」という勉強法には大きな罠があります。それは。
「マークする」という行為が目的になる
これが個人的には大きなデメリットかと思います。知らず知らずのうちに、
- マークするために教科書を開く
- ノートの重要部位を見返す
もちろん、効果はゼロではありません。
- 情報の全体像を把握しやすくなる
- マーク箇所を重点的に見直して効率化できる
⇒短期的な記憶/一分野だけを使う場面では有効
けれども、受験戦争は短期ではありません。長期間にわたって戦い続ける必要があります。
特に、応用問題を解く際などは「いかに本質を理解できているか」ということが重要になってきます。
なので「マーカーは効果がない」ではなく、「効果はあるが受験には向かない」というのが正しい認識です。
成績を上げるには「思いだす」

動画でも強調されているのが、Active Recall(能動的想起)という方法です。
やり方はシンプルです。
- 教科書を閉じる
- 白紙に書き出す
- 自分で問題を作る
- 口で説明する
「受動的」な姿勢ではうまくいかないことがほとんど、「能動的」に脳を動かしましょう。
勉強で基礎が重要な科学的理由
ワーキングメモリの限界

「基礎が重要」ということは昔から言われていることですし、皆さんもご存じのことと思います。 もちろんそこにも科学的な根拠が存在しています。
心理学者 George A. Miller の研究では、人が同時に扱える情報量には限界があることが示されています。
いくつかの研究を貼っておきます↓
Cognitive load theory in health professional education: design principles and strategies
新たなことを勉強するときや問題を解くときは、ワーキングメモリを相当量使用します。
つまり、ワーキングメモリに空きがない状態では情報を処理しきれず、勉強の意味が出ないのです。
基礎を理解せずに進むと、ワーキングメモリが一度に基礎+応用を抱えることになり、情報が処理できなくなります。
そのために、
- 応用問題で思考が止まる
- 計算ミスが増える
- 膨大な時間を消費してしまう
⇒ デメリットが多い
一方、基礎がしっかりできてから応用に進んでもワーキングメモリに余裕がある分、情報を処理できます。
- 基礎の考えを使用して問題を解ける
- 計算も難なくこなせる
- 次から次へ問題を解ける
⇒ メリットが多い
あなたがまだ余裕のある時期にいるなら、あなたがやるべきことは、
- 難問演習 ⇒ ×
- 基礎の徹底習得 ⇒ ○
短期記憶 ⇒ 超記憶の回路を作る
「一度きり」「連続」はほとんど無意味

人間の記憶には、いくつかの種類があります。
- 感情記憶(長くとも数秒しか持続しない)
- 短期記憶(数十秒ほど持続)
- 長期記憶(数分~一生ほども保持)
一般的に、一回だけしか触れなかった情報や連続して得た情報は、短期記憶側で記録されます。
一方、受験に必要なのは長期記憶です。短期国 ⇒ 長期記憶に移行させる必要があります。
長期記憶は2つの要素によって構成されます
- シナプス可逆性
- 長期増強(LTP)
これらによって、神経回路が強化されます。強化された神経回路は情報伝達がスムーズになります。
結果的に、長期記憶に結び付けられるようになるのです。
ここからは、神経回路を強化するための方法をご紹介します。
①良質な理解(Encoding Quality)
「いかに深く理解できたか」ということが重要です。
質の低い復習をいくら思い出しても弱い回路しか作られません。最初は「きっちりと」理解しましょう。
②検索(Retrieval)
これは先ほどの章で紹介した、「思いだす」のフェーズです。
- 教科書を閉じる
- 白紙に書き出す
- 自分で問題を作る
- 口で説明する
これらのアクションで習得できます。
③睡眠時間
脳は、睡眠中に記憶の整理を行います。この時間が短いと、脳は情報を長期記憶できません。
最低7.5時間を目標にして、できれば8時間以上は捕ってください。
「間隔効果」を有効活用

心理学者 Hermann Ebbinghaus の忘却研究で有名なのが「忘却曲線」。
人は急速にモノを忘れてしまう生き物なのは上記の通りです。
しかし、
- 今日
- 3日後
- 1週間後
- 1か月後
と間隔を空けて復習すると、記憶は強化されます。
これを間隔効果(Spaced Repetition)という。
【間隔効果】
- 初回学習では脳への負荷が高い
- 復習によりスキーマ化(知識の構造化)が進む
- その結果、処理効率が上がる
- “間隔を空ける”ことで再構築が起こ
- 結果的に記憶が強化される
ポイントは、「忘れかけている時に復習をする」ということ。
より詳細な図や説明をご覧になりたい方はこちらからどうそ↓
「今日から」動き出す

行動しなければ意味がない
最後に、最も大切なことを伝えたいと思います。それが、
「今すぐ」動きだすスピード
どれほど効率的だったとしても、どれほど集中できる人であっても、行動しなければ意味がありません。
- 行動した方がいいけど早いかな
- めんどくさいなぁ
- 後でよくない?
こういうことを考えて行動を先送りにしている方、多いと思います。
そんな方は、教科書の1ページ目の一行目を読むところから始めてみてください。
気付いたら、行動が1時間、2時間と進んでいっていることと思います。
この、「行動した方がいいけど行動できない」ということについては別の記事でもまとめていますので是是非ご覧ください。

まとめ
この記事のまとめです。
- 「思いだす」行為が最重要
- 基礎が最重要
- 間隔を意識する
- 「今日から」動き出す
「今」この瞬間に一気に苦しんで将来を楽にするのか、今を楽にして一生をじわじわと苦しむのか。
決断するのはあなたです。「今」この瞬間に集中しましょう。
このブログでは、「この苦しみから抜け出そう、少しでも前を向こう」をモットーに、筆者の経験をもとにしたマインド、人生観、勉強法などを発信しております。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。


